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アレルギー性鼻炎④~成人で増加するスギ花粉症~

スギ花粉症患者は、現在約3人に1人、増えています。


季節性アレルギー性鼻炎の代表的アレルゲンがスギです。

通年性アレルギーは幼小児に多く見られますが、思春期を過ぎるとスギアレルギーが増加します。
30歳以上では、スギアレルギーは通年性アレルギーを上回ります。

毎年2月の中旬ごろから4月上旬まで多くの花粉が飛散します。

花粉の飛散量は、前年の夏の日照時間と気温に左右されます。
夏、暑くて晴れの日が多いと、翌年、雄花はたくさんの花粉をつけます。
それらを参考に、花粉飛散予想が行われます。

スギ花粉が大量に飛散するのは2月中旬からですが、敏感な人はその前から症状が出ることもあります。
「花粉飛散開始日」という言葉をよく耳にしますが、これは、1平方センチメートルあたりに1個以上の花粉が2日以上連続して観測された最初の日のことです。
つまり、それ以前に少量の花粉は飛んでいるのです。

ちなみに、スギ花粉の飛散状況を調べるには、環境省の花粉観測システム(はなこさん)や、とうきょう花粉ネットといったサイトで確認することができます。
どうぞ参考にしてください。

スギは日本の固有種です。
ですので、日本以外にはほとんど生息していません。
日本でも、北海道にはスギはありませんので、そのような地域ではスギ花粉症はないんですよ。
北海道にはシラカバ花粉症が多いようです。



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